今日は久々のラスゲアード。このギターでのゴルペはしょぼい（笑）
TVの番組で本場のスパニッシュギターの演奏を観てあの妙な右手の動きに興味をもった。なんじゃありゃってなもんだ。それまでパコデルシアは聴いていれど映像は観た事がなかった。右指2本の交互の指使いで信じられない早弾きをしてるとしか想像のしようがなかったな。
しかし実際に映像を観ると例の指使いは勿論だがそれまで自分にはない演奏スタイルにいったいどうやって弾いているんだろうと知りたくなったものだった。十数年前の話である。
ちょうどその頃タイミング良くリットーミュージックから
「情熱の生ギター　フラメンコギター基礎講座カルロス・パルド」という教則ビデオが発売されていて、習得すべく購入したのだった。私が知りたかった例の妙なストロークのし方「ラスゲアード」も収録されていた。当時の自分としては結構真面目に練習に励んだのだが、一向に「親指と中指＋薬指」の3本でするラスゲアードが出来なかった。ジプシーキングスがよくやる「じゃかじゃ・じゃかじゃ・じゃかじゃ・じゃん」てやつだな。でも初心者には難しいのよこれ。一番かっくい～やつなのに。ほんとやれどやれど弾けなかった。結局1月後ぐらいだったろうか「こりゃ無理」と決めつけ断念した。
それから2年が過ぎた頃だったか、またTVでフラメンコ観て思い出したようにビデオを引っ張り出した。そしたらである….何回か手を動かしているうちに1度それらしい響きが出たのである。えっうっそ～である。何もしないで2年後に？？？信じられなかったが出来るようになっていたのである。なんちゃってには違いないが、天才かオーレ（笑）その後もっとスムーズに手首と指を動かせるように空き缶で練習したのを覚えている。と言うお話であった。
明日のバンド練習でガットを使用するのでケースから取り出したら弾きたくなったのである。課題曲は1度も弾かなかった….こんなもんである….じゃかじゃん!!!