Cali76 CDを昇圧

cali76_cd_v18_test

KeeleyのTrue Bypass Looperが来たところでいよいよCali76 CDのテストです。
電池では残量がすぐに減って正常な動作をしなくなるので今回は電源アダプターを使用し、9V・18Vでチェックしてみました。
電圧の違いでBypass音まで変化するのか、気のせいだったのか、またコンプ音自体も変化があるのかのテスト。
電源はGigRig社のGeneratorを使い、18Vには同社製アタッチメント[ doubler ]を使い昇圧です。

机が狭くてぐちゃぐちゃな今日この頃であります。ほんと狭いのよ(^^;
結果ですがBypass音は確かに違えど全然問題無し。電源供給があればちゃんとした性能を出してくれる感じがしました。「High-quality “signal-conditioning” bypass mode」とメーカーの説明にあったようにキチンとコンディショニングしてくれるのかも。電池は消耗が激しかったのでそのあたり関係しているのかな。比較すれば良かったですがそもそも電池を使う気がしないのでパスしました。
気のせいかもしれませんが9Vより18Vの方がBypass音が原音に近づいている感じが…やっぱ違うか…そんな筈はないか←見なかった事にして下さい(^^;

で、やはりヘッドルームの差なのか9Vと18Vでは同じ設定でもコンプ音が違うのであります。18Vは少しHi-Fiで煌びやかさが増す感じ…ユンケル飲んでちょい元気が出てみたいな(笑)テストで使用した竿はTyler Boost / ONでしたのでパッシブな竿ではまた少し違ったニュアンスになるかもしれませんが方向性は一緒ではないかと想像できますね。なにより元気になった分調整範囲が広がるのが良いのであります。Highが煌びやかすぎてカッティングし辛い場合はRATIOを上げてつぶすか原音ミックスで原音成分を下げる…とかね。
とにかくカッティング、めっちゃ気持ち良いです(見辛いですが写真の設定での試奏でした)。後段の歪みモノをBoostする使い方もあり、やはり原音(High-quality “signal-conditioning” bypass)のミックスの威力は大きいですね。

原音の変化を許せない場合はKeeley True Bypass Looperを専用スイッチャーとして一緒に使うつもりでしたが単独でOKの巻きでした。

チョコの日でした。

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5名様より頂きました。もらってビックリ、開けてビックリ…どーうしよっ…こりゃ〜賞味期限内の完食は無理ですな。
でも、ありがたや、ありがたやです!!

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いったいどんだけ走れば消費するのだろう(^^;
そして、ホワイトデーの心配をするあちきであった(^^;

Keeley True Bypass Looper

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Origin EffectのBypass音を確かめるべくKeeleyの1ループスイッチャーをゲット。良い中古がありました。サクッと気軽にテスト出来ますし、今後役に立ちそう?だったのでね。ボード搭載したとしてもスペースをとりません。
説明はいりませんね、ただのスイッチングペダルです。こやつは第二世代のブツとなりますが、Keeleyのこのペダルが昨今ブームになっているミニペダルの元祖なのでは?あの頃他には無かったですよね。この手のペダルにしては妙に高額だった記憶がございます。USEDがあって良かったです(^^;

LEDはON (緑)/ OFF(赤)の表示で電源はこのために必要となります。よって電源なしでも動作します…接点変えてるだけでしょうからね(^^;
単純な回路ほどテストには向いていると思い込んでおります(笑)

さて、これでCali76 CDの性能テストが出来ます。
レンタル倉庫へ電源関連機材を取りに行か無いと…仮住まいは不便です(^^;

Cali76 Compact Deluxe

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何故か、コンプ…いってしまいました。以前から気になっていたOrigin Effect Cali76の小型版、原音とのMixツマミのついたCompact Deluxeであります。

コンパクトと申しましても幅はMXRより一回り、んっ?二周り?り大きく、奥行きが妙に長いです。Web等の写真では大して変わらないのかなと思いましたが、並べますと結構でかいです。しかもパッチケーブルのIN / OUTがサイドでなしにトップにあるのでボードに配置した場合さらに奥行き方向にスペースが必要となります。
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以下代理店の説明です。

・100%クラスAディスクリート回路
・超高速レスポンスFETコンプレッサー
・スタジオグレード・ディスクリート・プリアンプ
・別個コントロール可能なAttack/Release/Ratio
・パラレル・コンプレッション用DRYコントロール
・3段階の色変化で現すGRメーター
・ギター用に最適化
・高電流/ローノイズ仕様
・ワイドな周波数特性
・高インピーダンス入力
・静音スイッチ
・信号劣化の少ない高品位バイパスモード
・厳選された高級パーツ使用
・9 – 18V ACアダプター駆動
・W66/H41(ノブ含59)/D138(ジャック含142)mm
・Designed and built in England
UREI 1176の設計とプロダクト・デザインを忠実に再現しクラスAディスクリート回路を搭載したオリジナルCali76は、スタジオ・クオリティの1176タイプ・コンプレッションを再現する壮大かつ華麗なコンプレッサー・ペダルです。

昨今UREIもその一つですがスタジオ系を狙ったコンプが増えて来てますね。
でね、「壮大かつ華麗って」…うぉっ、なんだか凄いじゃん!!てな訳で飛びついてしまいました…気になる事はございましたがね。

DRY :コンプレッションされていない音のミックス。←これグッジョブよね。
OUT :ON / OFFでのバランスをとる。←少し上げてBooster的な使い方もありか。
IN :インプットゲインでゲインが低すぎるとThresholdに到達しないのでコンプがかからない。
Ratio :Thresholdを超えた信号を19%から3%の間で圧縮(3%ではほぼリミッター的な使用も可)。
Attac :半時計周りでアタックタイムが長くなる。←圧縮し終わるまでの時間ですな。
Relese :半時計周りでコンプのかかり始めから何もしてない状態になるまでの時間をコントロール。

ThresholdはRatioの可変に伴いそれぞれの値に適した数値をメーカーが設定しているみたいです。
センターにパイロットランプがあり、コンプレッション無し:赤、コンプレッション:オレンジ〜強烈なコンプレッション:明るい黄色と変化します。
INツマミ(入力ゲイン)を調整する場合、自分は明るい黄色になる度合いで決める感じか(録音などする時のピークシグナル的に捉えるといいましょうか…)。
RatioやAttacは通常のコンプと同じ感覚で調整できます。自分はあまりパーカッシブなサウンドにせずナチュラルコンプになるよう設定しました(12時近辺)。そこにDRYをミックスしてよりナチュラルにするも良し、DRYゼロでThe Copm的に使うも良しです。

さて、先ほど記した「気になること」ですが、説明にある「信号劣化の少ない高品位バイパスモード」の事でありました。メーカー英文の説明ですと「High-quality “signal-conditioning” bypass mode」となっております。なんだコンディショニングって??
つまりTrue Bypassでありませんでスルー音も内部回路を通る所謂Buffer仕様となっておりました(電源抜くと音が出ないので多分そうだと思います)。そのお陰でスイッチングノイズはありませんが原音の変化が無いとはいえません。True Bypass仕様のCompでスイッチングした時に「ボツッ音」が出ないのってなかなかないですよね。痛し痒しですね。得てしてBufferを通りますとカリカリ成分が増えたりするのですが、こやつは少し丸まった傾向にあるみたいです。クリーントーンにおいてはまったく問題無くかえって好みの響きになるのですが、歪ませた場合巻き弦を弾いた時のジンジンした元気の良い感じが少し失せます。ちょっと残念なところでした。
テストは9Vの電池で試したのですがあっと言う間に電池残量が切れてしまったのか正常に動作しません…電池食い虫です。チェッカーで電池を計測すると6割程度の残だったのである程度のパワーがないとダメみたいです(電池での使用は無しって事ですね)。そこで電池を2つ用意しなんちゃって18Vでテストしますと(しつこいです)…な、な、なんとバイパス音も変わった感じがするではありませんか。
調べますと確かに説明書には「ベストな性能を得るには18Vのパワーを使ってください。ヘッドルームを稼ぎ、通常のギターの信号のよりクーンな処理を可能にする。またアクティブなギターピックアップなどのホットシグナルの扱いを可能にします。」とありました…バイパス音の変化もこの事なのか?Tyler使う時は18Vなのか?

ほんとかどうかちゃんとした電源環境でもう少しテストしないとあかんです。

続く。

Fender Music Backstage

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FenderのShowcase [ Fender Music Backstage ]へ行って来ました。一度は訪れたいと思ってましたがなかなかチャンスがなくやっと念願かないました。
渋谷区某所の地下秘密基地ですね。入口にはライトアップ看板、螺旋階段を下りビロードのカーテンをくぐるとそこは…(笑)

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入口脇の壁面にはアーティストがサインした色とりどりのボディがジグゾーパズルの様に散りばめられていました。

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少し先にはリペアー工房。楽しそうな室内です。こんな部屋欲しいですな。

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Custom Shop LOGOを過ぎると立派なサロンが広がります。

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こんな場所で友達と音楽談義で一献出来たら最高でしょうね!!

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ソファー脇にアンプ、壁一面のギターキャビネットにゴージャスなお子達。いやー素晴らしい。

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他、ちゃんとした試奏ルームもあるみたいですが、それは今後機会があれば。試奏したら持ち帰らないといけない雰囲気だものね(笑)

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Gibsonも素晴らしかったですが、流石Fenderです。二大巨塔恐るべしであります。
滞在1時間と短い時間ではありましたが良い経験が出来ました。

鳥山雄司 feat PYRAMID

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Billboard Live 2ndステージをば。
昨年発売された鳥山さんのアルバム『3×5』(スリー・バイ・ファイヴ)のリリース記念ライブ。
なんとスペシャルゲストでT-SQUAREのリーダー安藤正容が参戦でした。
PYRAMIDを見るのは今回で2度目、前回はまだ私がTylerを所有していなかったので今回は特に楽しみにしておりました。

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鳥山雄司 / Yuji Toriyama(Guitar)
神保彰 / Akira Jinbo(Drums)
和泉宏隆 / Hirotaka Izumi(Piano,Keyboard)
鳥越啓介 (Bass)
大島俊一 (Keyboard)

Special Guest:
安藤正容 / Masahiro Ando(Guitar)

『3×5』(スリー・バイ・ファイヴ)はアコースティックが高うございまして、中盤まではSadowsky Jimmy Brunoとアコースティックナイロンでの美しいナンバーが続きました。
途中安藤さんが参戦してからは全開モード、ガツンといってくれました。神保さんすげーは!!見入っちゃう!!
こちら安藤さんの機材。
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そして足元達。名器と呼ばれるお子達が並んでおります。Tone最高!!貫禄ある素晴らしい演奏でした。
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続いて鳥山さんの機材。白い方は出番無しでした。
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流石御本人が所有する御自身モデルあります…ネックからしてゴイスーです。
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それはマッチングヘッドのペイント越しにも見る事が出来ます。
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個体差はありましょうが一番気になっていたピックアップの高さもやや確認出来ました。手前ネジ山の高さでなんとなく判断出来ます。
でね、各ピックアップのディップスイッチは終始Humセッティングで、Boostスイッチも入りっぱなしでした。写真ではBoost量がほぼMaxに見えます…演奏途中でぐっと下げてました。
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ラック機材達。あれっ、期待していたあれが無い?
toriyama_f_pyramid_08ライン出しなのかアンプなのか???別写真からはCarrのSlant 6Vが確認出来ます。でもキャビが見当たりません???
最前列にお客様が結構残ってましてじっくり見れませんでした(^^;

こちら本日のEffect Board。
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Tylerとナイロン…どこのだろっ? Slant 6Vはありますがキャビが無し。
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本年はそろそろPyramidでの活動を再開していきたいと仰ってました。楽しみです。