折角交換したGibson 57GTのコンデンサー(Bumble-Bee)ですが、思う事あって別なコンデンサーに交換する事にしました。別に悪かったって事ではありませんが、コンデンサーによる音の変化が結構面白いので実験的でもあります。今回は評判のよいFSE(Fujiyama Sound Engineering)製のコンデンサーです。鉄は熱いうちに打てではりませんが、Gibson 57GT導入でぷち追求したくなったのであります。
FESのHPからの抜粋(コピペ)です………………..
「多くのビンテージアンプをはじめ、様々なアンプの修理・改造・製作をしてきた中で頭を悩ませていたのがコンデンサーでした。通常市販されているコンデンサーのトーンでは満足できなかったり、満足しても入手できる量に限度があったりと安定した供給量、コンデンサー容量の種類、そして価格に不便さを感じてきました。
色々模索中のなか考えついたのがオレンジドロップコンデンサーで有名なUSA SBE社にカスタムオーダーをかけることでした。
通常市販されているオレンジドロップ715P,716Pと見た目は似ていますがサウンドはまったく異なります。いくつものギターアンプやギターにマウントしましたが、1弦~6弦までのトーンを余すことなく再生してくれます。これは決してHiFiな音という意味ではなく楽器の本来持つトーンを再生するということです。弾き手のタッチやニュアンスを表現するために欠かせないレスポンスの良さ、聞き手を疲れさせない高音域、そして甘く太い腰のある中音域、濁らない低域等、ようやく満足いくものが入手できました、容量も数種類オーダーし、中でも使用頻度の多い容量0.047μFや0.022μFは、ビンテージアンプやビンテージギター、一部の高級ギターアンプに使われている0.05μF、0.02μFを用意しました。
これらFSE Custom Tone Capは基本的にはFSEカスタムアンプ、MOD等で使用するための物なのですが、0.05μF、0.02μFのみエレキギターなどのトーン回路用として通常販売致しております。」
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評判の良いオレンジドロップを手掛けているSBE社に特注で作らせたオリジナルコンデンサーって事なのであります。
現在Single用の0.05μF、ハム用の0.02μF、P90/Hum Single用の0.033μFのラインナップでして、0.02μFでの交換となりました(0.022μFでないところがミソなのか?)。値段は1200円。コンデンサーのどちらかの足側にマジックで記しがしてありまして足の取り付ける方向まで指示しております…拘ってますねぇ。
只今リプレイス中…。
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帰還後、ちょい弾きしたのでぷちレビュー
まぁ、確かに変わるもんす。分かっちゃおりましたが明らかに違いがございます。 Bumble-Beeよりいなたさが薄らいでちょいスッキリした感じでした。 Bumble-Beeではハーフトーンを使用する際、若干フロントのVolumを絞ると輪郭が出てきてましたが、それをしないでも輪郭を感じられます。 またフロントのローポジ巻弦のモワッと感も薄らいでます。シャープになった感じでしょうか。 フロント・ハーフ・リアと極端な音の方向性の違いがないって言いましょうか、どれも扱いやすいです。ある意味モダントーンなのかな。
フロントのもっさりに手をかけたかったり、それ故のハイポジのベルベットサウンドだったり、巻弦ローポジの粘るバイト感、高音の痛くない抜け感がBumble-Beeにはありますので、甲乙付けがたいのであります。スイッチでコンデンサーの切り替えしたいくらいです。