初代Fractal Axe-Fx以来のアンプシミュの巻き。
なんでまたアンプシミュに戻ったのか?まっ、いろいろ事情があるもんです。PODXシリーズにしようかと思っていた矢先にHelixが発表されまして飛びついた訳であります。魅力はフロアー一体型ってところか。FractalやKemperに比べますとお値段も魅力的でございました。
早速開封の儀でございます。箱がばかでかくやっちゃったのか?と思いましたら大きな緩衝材が入ってまして想像通りの大きさでした。
筐体サイズ:56cm × 30cm × 9.15cm
小さくはありませんが、FSが横に6つ並んだ上にフットコントローラーも付いてる事を考えますと妥当なサイズですかね。
ツアーグレードって仕様なため重量はありました…ここは残念
重量:6.6kg
持ち手がないので持ち上げると妙な重さに感じましてケースへの出し入れがし辛い感じがします。まっ、落としても、踏んでも大丈夫らしく?もしかしたらTC G-System並みの堅牢さなのでしょうかね(1度くらいなら戦車が踏んでも壊れないってやつ)。試しは自己責任でお願いします。
「取り説を見なくても直感で操作出来る」とプロモで見聞きしていたので、開封後は感を頼りに自分のシステムと繋げてみました。
XLR OUTのR&LをMAKIE ONYXY 1620のMicへ接続、PANを左右に振って、そこからJBL EON 500のパワードスピーカーへのステレオ出力です。基本接続ですね。
ギターを繋げて適当にフットスイッチを押しまして、Volumeを回しますとあっけなく音出しです…当たり前っすね。
でもね、なんだか音が良く無い(^^; こりゃFractalみたいにIN とOUTの設定があるに違いないとここで初めて取り説の登場です(笑)
ところが箱の中に取説なし、まさかWEBで見ろと?…そんな事はありませんでして、同梱されていたかっちょいいUSBメモリスティックにPDFファイルとして入ってました。パソコンありきなんですね。そのUSBがこちら、真ん中の黒丸のところで回転しコネクタをむき出しにしないで収納出来るスタイルです。
で、やはりIN / OUTの設定がGlobal Settingにございまして取説通りに設定。
Fractalみたいにゲイン量をノブで調整するのではなく「ギター」か「マルチ:ギター・AUX・Variaxの同時仕様可能」のどちらかにするだけです。でね、その先にアクティブピックアップ用にパッドの入り切りやら数段階の入力インピーダンスの切り替えが出来るようになってますが、ことインピーダンスに関してはじっくり探らないとなんとも分かりません。
出力は「1/4″ジャック」と「XLR」の出力先によってInstrumentかLineかMicに設定と簡単でございます。これでかなりToneが違うだろうと思ってましたが大して変わらず…おいおい!!です。(あっ、まだ試してませんがPower Ampへの入力では差がハッキリするかもですね。)
ミキサーやパワードスピーカーとの相性もあるでしょうけどそんなはずはないです…と思いたい(^^;
結局暫く触っていくうちにパッチで使用しているアンプのLow・Mid・High、Gain、Presence、またキャビのマイク設定をギターマイクによって変えて行かないとあかん!!となりました←当たり前ちゃー当たり前ですけどね。(各パッチはSAVEボタンを押してOKしない限り保存されないのでガチャガチャ思い切って調整しても安心です。)
この頃には基本操作は一通り出来るようになりました…かな? 本当に操作が楽です。直感で操作出来ます。FSの左の上下は通常BANKのUPとDOWN中の8つがパッチチェンジ、右端の下がTAPと長押しでチューナー、でね、右端上のMODEスイッチ…これが良く考えられてる。8つの中からパッチを選択すると液晶に信号の流れと共にエフェクターだったりアンプだったりキャビだったりがその信号の線の上に配置されている図が表示されるのですが、Modeスイッチを押すとパッチだったフットスイッチがそのパッチで使われている各エフェクトに切り替わる。例えばAパッチがComp–OD–Amp–Cabi–Chorus–Delay–Reverbみたいなパッチだったとすると、Modeで切り替えるとパッチのフットスイッチが「Aパッチ」→「Comp」「Bパッチ」→「OD」「Cパッチ」「Chorus」みたいに切り替わりON / OFFやらアサインしての微調整が出来るのですよ。これがいい!!素早く直感的に操作出来るのは◎ですね。
そのモードスイッチがこちら。
Mode SWを押すと今までパッチだったスイッチが選択されているパッチの各エフェクトやアンプ等のボックスにアサイン出来るようになります。例えば「SW-01A」が「Comp」に「SW-02A」が「Distortion」みたいに変化しますので1プッシュで素早くエフェクト(他アンプ等)を選択、各パラメーターを調整して音作りします。あっ、2度説明しちゃいました(^^;
まだPC用のエディターはないのだけれど、自分で作ったパッチの保存、また読み込みが出来るアプリケーション「Helix」がLine6のサイトにございまして、早速DL。左写真(クリックで拡大)左の黒い縦帯がアプリ、後ろがライブラリ。これによって同じくLine6のCUSTOM TONEサイトのライブラリーからUSERが作ったパッチをDL、マシンにインストールして使えるようになるのであります。パッチ作りのお勉強のためにはもってこいですね。試しに10パッチほどDLしました。
いろいろ遊んでましたらあるパッチで先程のModeボタンを押すとFoot SWに「Drive」って文字が出現!!なにこれ? ON/OFFして探りますとAMPの入力Gainがアップする事が分かりました。どうやらAMPのDriveパラメーターにアサインしてるみたいです。
その「Drive」表記がこちら。こちら通常はパッチネームになってますがMode SWを押してあるので書くエフェクトなりが表示されてまして、その1つが「Drive」になってました。
こちらが通常のホーム画面。写真はフットスイッチの01A番に「Yoshi 01」ってテストパッチを作ったのでそれが反映されてます。
[Volum Pedal]-[Comp]-[Distortion]-[AMP]-[Cabi-[Modulation]-[Delay]-[Reverb]です。これ一見パラレルチックですが中身はそうではないです(^^;
01A番に「Yoshi 01」のフットスイッチがこちら。
でそのDriveの話にもどりますが…
AMPの設定画面にした状態で「Drive」(上の01A Yoshi 01の左下にあるやつ)と表示されている下のツマミを長押しするとこんな画面になります。
01A Yoshi 01のアンプのConntroller Assign画面です。Driveの長押しで入ったので下のパラメーターはDrive専用のものになります。
まずはControllerを設定するためController下のツマミを回してどの場所のSWにするか、VolPedalにするかを決めます。次Type(ラッチとかモメンタリーとか)を選択したらAMP Gain Miniの数値とMaxの数値を決めてLearn Controllerの下のツマミを押します。続いてもう一度OKって感じで押して登録終了。これで同じパッチの中で2つのゲインのアンプを使えるようになります。実アンプには出来ない技ですね。
今回はDriveでしたが各パラメーターすべてアサインする事が出来るので、使い方次第では今までに無かったサウンドバリエーションを楽しむ事が出来ますね。
…よくよく見ましたら取説に載ってました(^^; 読み飛ばしてましたね…DLしたパッチの設定のお陰で理解が深まりました。
音はまだ好みの音色を作れてないので最高!!とは言えませんが、ピッキングの反応やらギターマイクの操作による絞ったときの出音の感じはいいんでないの〜と思います。それと何よりインターフェイスが抜群です。自分作り込みがあまり得意ではないのですが、これなら!!と思える程です。
アンプ・エフェクターとかなりの数が用意されておりますが、もう少し欲しいと思うのは私だけでしょうか(笑)あれとかあれがあって欲しい(笑)現物と勝負して本家が負ける訳はないと思いますが、シミュの良いところは多くのアンプやらエフェクターがあるところ…そう考えますともちょっとね。本日はこのくらいでお開き、甘いレビューとは言わないで下さい…初触りなのでお手柔らかに(^^;
続く…いっきのレビューは無理ですな。
それと質問は無しです…まだ分かっちゃいません。