Robben Ford先生がTalk To Your Daughterで使用したシリアル124番のDumble Ampを再現したペダル[ Jetter Gear GS 124 ]をいってみました…今日は長いです。
まずはサクっと操作系…
ダンブル系ペダルにしては珍しく3ノブです。Volume・Drive・Contour。普通はプラスToneがあったりですね。取説によるとContour(輪郭のコントロール)は10時ユニティとなってましてそこから右に回すほどシャープに尖りハイが強調されていきます。個人的には12時以降いや15時以降がツボかも。Driveはオール範囲で使えます。
早速実験です。今回は下写真の通りGS124の他左から弾駆動・Zendrive・Tubelessβのダンブルペダル軍団、そして使用したBludotoneのODチャンネルも含め比較実験でした。(弾駆動はDumbleモードでのテスト)
ざっくりとTone&歪み量を揃えて踏み換えますと同じカテゴリーでも結構違いがあります。まぁ、同じ音なら売らないでしょうし買いもしませんね(笑)久々に弾き比べましたがこうも違うものかと再認識です。同じベクトルを向いていますので後で思い返した時に不思議と印象が似てくる感じはやはり一括り、ダンブル系だと思います。出音の速度も含めどれもアンプライクなサウンド…と言いたいところですがペダル寄りのものも当然。よりアンプライクなペダルに出会えば今までアンプライクと思っていいたものがそうでなくなる事があったりします。そんなもんです(^^;; それとアンプライクが良いと言っている訳ではないです。ペダル楽しいじゃないですか。
自宅で音量が極々限られたテストですので話し半分3割引です。参考にされる方ははくれぐれもご注意下さい。
♪ 初日3時間の雑感 ♪
低域・中高域で分けますとカラーは違えど意外と中高域の差はそれほどない感じであります。ですがこと低域となると思った以上に差が出てきます。当然中域の領域にもその成分は影響します。
下の出方はGS124>弾駆動>Zendrive>Tubelessってところでしょうか。弾駆動とZendriveはGS124に比べますと太さの中に多少タイト&シャープな感じがします。輪郭の感じはGS124<弾駆動<Zendrive
GS124の下は太くねばっこいです。
中高域ですがTubelessはこの中では腰高なんですが4台ともに同じように調整できます。GS124の中高域はこの中では弾駆動に一番似ているかもしれません。でも諄いですが太いです。
歪み方はTubelessがこの中では一番粒が揃ってハイゲインな感じまでカバーできます…差は微妙ですが。次にZendrive…やはりダンブル系の基本です。この歪みをお手本にレビューするのが分かりやすいかな。弾駆動はそれよりレンジ感が広い感じ。この4台の中では一番歪みません…シビアです(同ブランド禅駆動は更にシビア / 両機種ともDumbleモードでの場合)。新参者のGS124はZendrive並に歪ませる事もできます。はしょって書いてますがどのペダルも奧が深いです。
で、問題はその歪み方なんですがニュートラルを御本家も使用しているZendriveとするとTubelessは同じレールの延長線上にあり、弾駆動とGS 124はそれとは違った歪み成分がございます。こればかりは言葉で表すのは難しいのであります。ダンブルに近いかって判断はそれぞれの記憶に一番残っている部分がウェイトを占めるでしょうしね。あえて言うなら「ぷち破裂的、ぷちバリッと成分」こんな感じの歪み方が入っている…これが私の記憶の中にあるダンブルの感じなんです。勿論実際に実機を弾いたことがないので御本家のライブやCD / DVDの音からの判断です。
正直弾き始めはピンと来ませんでした。まぁまぁ、この子達の仲間かな…くらいでした。しかし暫く弾き込んでいくとだんだん印象が変わっていきました。買ったばかりだからと言う訳ではありませんが何とな〜くじわじわと良くなって来る感じ。もしかするとGS124はかなり自分の記憶にあるロベン・ラリー両先生のポイントを持っているのではないかと錯覚し始めました(笑)
そこで今度はBludotoneのODと比較、と言うよりどこまで似てる音が出せるかメイキングしてみると中高域の歪み方は弾駆動とGS124がいいせんいきました。ぷち破裂的、ぷちバリッと…(笑)私が感じるBludotoneの歪みに似ています。
低域はGS124が一番近づけられました。←ここかなりポイント高しです!!ダンブルライクな中高域音が出せるペダルの中にあってこの低域成分を併せ持っているペダルはそうそう無いと思います。CD音源に音を近づけようとTone系を調整する事は出来ますが決まって低域でこける事が多いです。ふくよかな粘っこさと飽和感、それに反するキレ具合これが私の思う低域でしてこの成分を一番含んでいるのはGS 124だと思います。この中では最後発なだけあってかな〜り頑張ってます。Dumble好きロベン&カールトン好きな方は是非一度試してみて欲しいです(最近はボナマッサも仲間入りか)。短い試奏では「他のと同じじゃない」程度で終わるかもしれませんが、長く弾くとマジでボディーブローのように効いてきます。音のセンスが非常に良いです。
実際は本物のダンブルでなしに♯124クローンのセリアトーンが音のサンプルだった(?)みたいですがご機嫌なサウンドに変わりなしです。そもそもダンブルをうたわなくても十分、単なるODとしても素敵です。
引き続き他のアンプでテストしてみたいと思っております。久々弾く気を起こさせてくれました!!
ダンブル系は出尽くしただろうと思ってましたが出てくるもんですね。先日ブログにしたSimbleも非常に楽しみであります。