かなり以前から気になって読んでいた工房のホームページ、メイドインジャパンのダンブル・クローンを作るAKGさんのサイトである。何度連絡をとってアンプ製作の依頼をしようとしたことか。
で、この度面白いプロダクトが形となり一般発売間近と言うことで山野楽器さんで試奏する事ができたのである。
な、な、なんとダンブルのプリアンプ部分を抜き出したコンパクトなプロダクトなのである。
最近はランチボックス・サイズのヘッドが流行しつつあるのだが、どれもヘッドルームが狭く歪みを主に使う方はまだしも、ある程度余裕でクリーンを響かせたい場合には不向きなものばかりであった。ある意味これを待っていた感じの製品なのである…しかもダンブル・クローン。
製品名[ Axes Circuit OverDrive Preamp OP-1 ]
筐体サイズはざっくり計測でW24cm×H9.5cm(含むゴム足)~8cm強(除くゴム足)×D27cmと持ち運びには許せる大きさである。
重さは計っていが、”重くない”と言う事にしておこう。
サイドの木製パネルはカリン材を使用しているとの事。仕入れ状況によりブビンガ材を使用する場合もあるとか。もう少し表面がつるつる鏡面な塗装がしてあればゴージャスなんだろうなぁ…まっ、使用状況によってはすぐにジャギジャギになってしまうだろうけど。
写真は無いが、ゴム足の片方(全面側)が伸びるギミックがあり筐体を斜めにする事でパネル操作にイージーアクセスするようにできる。
全面パネルには上段左からIN PUTジャック、INPUT GAINのダイアル式つまみ。そしてダンブル系お馴染みのBright1,Bright・OFF、Bright2/Deep1,Deep・OFF、Deep2/ROCK、JAZZのトグルスイッチがそれぞれ付いている。BrightとDeepがそれぞれ3種類の設定はFUCHSやBludoToneにはないね。その横はHIGH/MID/LOWのEQ。
下段左からPOWER/OVER DRIVE/BOOSTのインジケーター。その右からドライブチャンネルのセクションでまず初めに変化球的にDRIVE/CRUNCHの切り替えトグルスイッチが付いている…まんまでなく一歩進んだMODなのだろう。歪みチャンネルのINPUT GAIN/OUT PUTのダイアル式つまみがあり、最後はマスターVolとなっている。
通常のダンブル系操作パネルを2段組にする事で横幅をコンパクト化している。ここまでコンパクトにするには大分苦労があったのだろうなぁ。
続いて背面、左から電源ソケット表示には100Vとある。となりが本体メインのPOWERスイッチ。続いてOverDriveとBoostのトグルスイッチとそのチェンジペダル用のインプット・ジャックがある。次はRear Input、その下にはギターからのインプットを全面のInputにするか背面(Rear Input)でするかのチェンジスイッチ…これは便利よね。で、最後がPower AmpへのOUT PUTになっている。
本体上面には通常のアンプに付いているような取ってが付いていてる。オプションで持ち運び用にショルダー付きのセミハード・ケースかなんかあると便利なんだけどな。
大きさが分かるように比較写真を少々。
試奏にはFenderのHotRodを使いOP-1のアウトプットからPowerAmp InPutへ繋いだ。PowerAmp InPutが無いアンプはセンド・リターンのリターンへの接続となる。アンプの通常入力に接続しても使えるのだろうがあまり現実的ではないだろう。
音を出すと私が今までに体験したダンブル系のアンプと同族とすぐに分かるサウンドであった。OverDriveも真空管アンプにしか出せないレンジ感、ダンブル・クローンのペダルは数あるが根本が違う。あっ決してクローン・ペダルが×って事ではない。それがかえって面白い&扱いやすい場合もあるのだ。周波数帯も違うのでいろいろが楽しいのである。ただこの歪みはFUCHSやTwoRock族の歪みなのである。
真空管があたたまってくるとクリーンもほどよい太さと艶がまして豊かなサウンドとなった。
実際にマーシャルやブギーそしてJCで試してみていないので実践での使い勝手は分からないしPowerアンプにどれくらい依存するのかも現時点では分からない。製作されてる方はマーシャルでの試奏はこなしたそうだが、結果はバッチリだったとか。
未知な部分はあるもののこれはかなり面白いアンプなのではないでしょうか。
本年最後の散財?…予約致しました(^^;
わおー!!!!
こんなのできましたかぁ。
AKGさん趣味が高じて本業になっちゃったんですねぇ。
こりゃびっくりだぁ。。。
凄いっす。
>主審さん、ども。
以前から気になってました。AKGさんのHPはダンブル方面の方は見てらっしゃいますよね。
試奏してみたいと思ってたところでしたのでナイスタイミングでした。
出来上がりが楽しみです。
管理人様、はじめまして、AKGと申します。
山野楽器様より連絡いただきました。ご注文ありがとうございました。
このプリアンプはUSAのミュージシャンに数回に渡りサンプルを送って、現場の意見を十分フィードバックさせて、完成したプリアンプです。ODSよりも使い勝手は上かも知れません。是非ご愛用お願いしますm(_ _)m
また、年明けにはなりますが、18WのODSなどのサンプルも送らせていただくようになると思いますので、今後ともよろしくお願いします。
>AKG様、コメントありがとうございます。
以前よりHP拝見しておりました。
ありそうで無かったカテゴリーの製品ですしなんたってODSです。
出来上がりが非常に楽しみです。
実は18Wと迷ったりでした。実機が到着しましたら山野さんで試奏させていただきます。
スタジオやハコにはJCも多いので、出来ましたらJCでのデモがあると良いのではないかと思います。
制作開始時には少しわがままをいうかもしれません(^^;;
今後もどうぞ宜しくお願いします。
OP-1ですが、私はJC120で試してみましたが、意外と真空管アンプでなくても十分にODSの音になると感じました。
製作は年明けに部材の発注を行いたいと思っておりますので、よろしくお願いします。
18Wは小型の割にはEffectLoopも内蔵してますし、気軽に弾けるODSとして楽しいです。
今後も、Blogに載っていない極秘Projectなど(笑)進めておりますので、ご期待ください。
>AKG様、こんばんわ!!
そうですかJC120でもODS風味でございましたか。
さまざまなシチュエーションで使っていく訳でしょうからJCは避けて通れません。なのでJCでもこの音!!的なデモがあるとかなり惹かれると思います。
18WでLoop付きですよね…期待したいです。
極秘プロジェクト興味津々です!!!
管理人様、AKGです。
サンプルを録音するのが一番大変だったりしますね(苦笑)がんばります。
極秘Projectのために赤ノブスライドスイッチを大量にオリジナルで作成したり、準備を進めております。
完成の暁には写真など送らせていただきます。
よろしくお願いします。
>AKG様、どもです。
余計なお願い事したみたいですみません。試奏出来ない方々にマーシャル・ブギー・JCでの比較音源は参考になると思いますよ。コンセプトからして重い筐体を持ち出さないでもODSが体感出来る訳ですから、スタジオや箱で使用する事を考えると余計です。
極秘プロジェクト…赤ノブですか!!○マ○さんでは扱いづらかったり(想像が違っていたらすみません)
サイドの木製パネルですが、シルク印刷抜きでギターライクな塗装は出来ませんか?(木口を隠すようなサンバーストにするとか。)
管理人様、AKGです。
○マ○の想像がつきませんでした・・・
いずれにしても、どこでも扱いにくい物であるとは思いますm(_ _)m
サイドウッドですが、あれは印刷ではなく彫っているものです。(彫り物をしないのは可能です。)
塗装は行っておらず、OSMOという植物性のオイルを5~6回に分けて染込ませてフィニッシュしてます。これは、おもちゃ等、子供が口に入れても大丈夫な塗料です。
サンバーストは難しいかもしれません。m(_ _)m
>AKG様、こんばんわ。
F社のクローンですとヤ○ノでは扱いづらいのかなと…勘違いだったみたいです(^^;
サイドのロゴは彫り物だったのですか。見本をよく見れば良かった(^^;
ぱっと見シルク印刷だと思ったものですから。
なるほど、特殊な塗料…以前TVプログラムで取材したの見た事あります。
製作開始時にそのあたりを含めて相談にのっていただけたらと思っております。どうぞ宜しくでございます。
おっと、すっかり見落としてました(笑)。
何だか凄そうですね!yoshiさんチェックをクリアする出来栄え、音聴いてみたいです。
自分はアンプを持ち込みするような活動をしていないので、エフェクターでそれっぽい音出せれば良しとする事にしましたが、マニア心を擽りますね(笑)。メサブギーのミニレクチも試して無いんですが、あれは、バイアスフリーという点でも興味あります。
>りっちーさん、ちはっす!!
見落としてください…目の毒です(笑)
yoshiさんチェックはたいしたことないです(^^; マニア心(爆)Fenderのアンプだけでしか試してないのでなんともですが、想像通りだとうれしいかも。
もともとFenderライク?なので、FenderのPowerアンプとの相性は良いいっすもんね。
JCかマーシャルで試してみたいです。
管理人様、AKGです。
サイドウッドの件了解しました。
工程的にはサイドウッドは後のほうになります。
年明け位にイメージをメールで、ご連絡いただければと思います。
クローンはF社ではなく、Dum○○eのクリーンアンプの方ですね。150Wのやつです(笑)
よろしくお願いします。
>AKG様、こんばんわ。
F社製のものでなくDum○○eでしたか(^^;; 楽しみです。
サイドパネルの他にもお伺いしたいことがございますので年明けにでもどうぞ宜しくお願いします。
管理人様、AKGです。
了解しました。ご連絡お待ちしております。m(__)m
リッチーさん、はじめまして、プリアンプの場合はバイアス調整が不要ですので、真空管交換のときにはバイアスは意識しなくても大丈夫です。
ただ、OP-1の場合回路秘守で開封は出来ません。ムラードを採用してますので、
現行ではこれ以上はないと思います。
よろしくお願いします。
>AKGさん、こんばんは!
それでは年明けに…楽しみです。
出来上がるまであれこれと今後のシステムを考えたいと思っております…これが楽しいんですよね。