噂の青いペダル、Chandler LimitedのGermanium Driveである。読んで字のごとしゲルマニウム・トランジスタを使用。Driveではあるがちょい足し補正→積極的補正→カラー調整→Boost→歪みまでカバーする。よろず屋的ではあるがかなり素晴らしい(^^;　9ボルト×２の電源で、しかも独立した電源を要するところはマイナス要因…まっ、Driveなので電池２個でも結構持つだろうから大目に見てやろう。

で、電源ついでに…このペダルはスイッチを入れて５分程度たたないと本領を発揮しないと説明書に。これはホントだった。投入直後はお世辞にも素晴らしいとは言えなかった。時間が経つにつれ艶っぽくなってクリビツ。

レビューとまではいかないけどプチ感想をば。まずはライトな説明…

写真右の黄色いツマミは[ Drive ]でブースト量をコントロールする。左のツマミは[ Feedback ]でネガティブ・フィードバックのコントロールで５つのポジションがある。各ポジションにより歪み率(7%~52%)、ゲインdb（最大37db）が異なり、低域や高域のクリッピング量や倍音といった要素が異なっている。

右側のトグルは[ Highs ]でSmooth,Bright,very Brightの３ポジション。明るさになるのか？…very Brightが原音のトーンに近い感じか。
左側のトグルは[  Boost Renge ]でMids,Highs,Fullの３ポジション。どの帯域をプッシュするかを選択する。

説明書を何度読み返しても理解できない脳である。まぁ簡単に3×3×5=45の組み合わせがあるわけで、しかもBoost量によっても変化するので自分の機材に合うポジションを探すのは…あなたの根気と耳次第って事か(^^;

まぁなにはともあれ音出し…手っ取り早いよね。
全ポジションをレビューは無理、とりあえず極端に攻めるのが自分のセオリーなので歪み率が一番大きいFeedbackポジション1・Boost Fullで試した結果。アンプはFUCHSのクリーン。結果予想以上に歪む事が分かった。アンプにもよるだろうけどディストーションよりFuzzの匂いがするかも。驚きはギターのボリュームコントロール性能、かつてこれほど歪みとクリーンを手元でコントロール出来たペダルがあっただろうかと思わせるくらいのレスポンスである。大袈裟かもしれないがクリーン・カッティングまで出来てしまう感じである。手元で言うこと効き過ぎ、気持ち良いほどである。それにしても音がデカっ…アンプのマスターを上げられない(^^;　ブリティッシュ系って感じもしないではない。

本日のお気に入りはFeedbackポジション4か5のクリーンブーストでの使用。Boost RengeをFullかMidの音圧を原音よりちょい上げくらいで、Highsをvery brightにすると結構好みの美味しい部分が原音に加味された。ちょい足しってやつだ。

久々姿勢を正して向き合わなければいかんエフェクターに出会った感じか（笑）クリーン・色付けブーストに使うのか、単体で歪み用に使うか、アンプのクランチをさらに歪ませるのか、使用目的を明確にしてからでないとセッティングし辛い。各スイッチの理解もそこからかな。

レビューには程遠い内容になってしまってる…なんて説明したらよいか分からんのが正直なところ。書く気はなかったが一応メモ日記と言うことで。

注：ペダルのon/offやポジションの切り替え時にけたたましい「ボツッ」と言うスイッチングノイズが出る。これはノイズを回避する仕組みにすると制作者が考えるサウンドにならないのであえてそういう仕様になっているのだとか。
Driveツマミを上げきった最後の1~2目盛りではホワイトノイズ?が出る。なのでその手前までの使用にしよう(^^;