OP-1での(9)

友人の主審さんがコメントでご指摘もございましたのでまたまた引き続きアンプのセンド・リターンへの接続でテストをば。RJMのミキサーはMini Line MixerってネーミングからしてLine専用って可能性もあるだろうから念のための実験となった。センド・リターンにいきなりMixerを繋いでいるのではなくMEGを介しているので何がローインピで何がハイインピなのか分かってないし勘違いしてるかもしれないのででローラー作戦的である。

と、それではイカンと一応調べた事を記述。いいからかんはまずいよね。
RJM Mini Effect GizmoのInputは二つ、bufferd/non bufferdとなっている。またOutputはCS-Out(bufferd) / OUT(non bufferd)とやはり2系統になっている。つまり両者ともにnon bufferdから入出力すると限りなくTrueBypassに近いと言う事になる。
Mini Line GizmoはLowインピ受け仕様となっていた。

ここが勘違いと言うか大間違い。MEGに入った信号はLowインピーダンスに変換されるものと思い込んでいた。各ループでスプリットするので何かしらBufferを通るものとばかり思っていた。なのでアンプの前段でテストしようがループでテストしようが同じだと思った。

従ってLow受け機のRJM Mini Line MixerをHigh受けで使用しなければならない場合、たとえばMEGに繋ぐ場合ではMEG自体のInputをbufferdでの接続にするか、他のエフェクターで信号をLowインピにする必要があったのである。勿論アンプのセンド・リターンはLowインピなのでそこに入れ込む時は気にする必要はない。
対してXotic Stereo X-BlenderはLow/High両者で使用可能でアンプのセンド・リターンの場合は-10dBuまでのラインシグナルが使用可能となっている。場合によって9VDCから18VDCへ変更する事で対応って事である。

なので、主審さんのコメント通り比較実験するにはLineでの接続が前提でないと甲乙を付けるのはまずいのである。昨日のテストではMLMがHigh信号受けていたのでHigh落ちしたと考えられる…関係社の方々並びに結果を気にされている方にはこの場を借りてお詫び申し上げます…ただただ反省する私であった。

面倒がらずに一度に全てのテストをしておけば良かった的ではあったが、そこはまぁ抜け作オヤジならではって事でご勘弁。各機器の仕様も少し理解出来たしね…ただでは起きないのである(^^; とまぁ予備知識が入ったところでテスト開始。セットは昨日とまったく一緒。FUCHS OD Supremeをシリーズに切り替えてそのループにRJM Mini Effect Gizmoを設置。そのまたループChに二つのミキサーを繋いで各回路を通過した時の音の変化を確かめた。今度は条件もバッチリ。

で、結果だが案の定昨日ほどの開きは無し。MLMを褒めるとするとOutputのVol調整が出来るところ。逆にStereo X-Blenderは気にしたレベルではないものの原音が少し持ち上がり気味になる感じであった。

このMixerについては原音だけでなくミックス具合も重要になると思うのでもう少しテストは必要だろう。

OP-1での(9)」への6件のフィードバック

  1. 実験お疲れ様です!!
    いやいや、興味深いこと興味深いこと・・
    実践は何よりの経験ですよね。

    いやいや、余計なツッコミ入れてすみません。(^^;;
    あっしも全然わかってないんですが、、
    なんとなくLine MixerのLineという言葉が気になっておりました。

    MLMはMaster VolumeとSend Volumeがついてるんでしょうかね?

    興味深い結果が出ましたね!
    しかしローインピ・ハイインピは永遠の謎です。(笑)
    やってみて許せる音ならOKしちゃってます。(爆)

  2. >主審さん、ツッコミさんくす(笑)
    いやーまさかMini Effect Gizmoからの信号がLowインピで無かったとは思いませんでした。確かにBufferdのプラグイン・プラグアウトはありますが、それでも各ループへの信号はLowインピになってると思っておりました…お恥ずかしい。従いましてアンプの前段・後段問わずOKだと思い込んでおりましたよ。
    じゃ〜なぜX-BlenderはOKだったかと申しますと。X-Blenderは入力直後にBufferdする回路になっておりました。HighでもLowでも入り口でLowに変換して回路を通るので万能選手って事ではないかと考えます。
    MLMはそれが無いって事なのでしょう。

    で、Volumeの件ですが、MLMには出力Volしか付いてございません。MLMには入力ジャックと最終出力ジャックしかなくセンドジャックがございませんのでSend Volはありません。またInput Gainライクのツマミもございません。ただ単に入力された各信号を混ぜて出力される音量を調整するだけでございます。

    やってみて許せる音ならOK…ある意味、正解ではないでしょうか。同じような実験でHigh落ちしない場合もあると聞いております…こうなると訳分からんですよね(^^; ギターがアクティブだったり足元スイッチャーにBufferが入っていれば気付かない事なのかもしれませんね。

  3. いやいや、ある意味ローインピ・ハイインピを耳で聴き分けたってのはすごいことですよ。(笑)

    比較するものがなければそのまま???で行っちゃうようなところですが、マニュアル等で仕様を確認することで確信を得ることができましたね!ナイスです!

    MLM Output Volumeのみですかぁ。
    混ぜ具合や各Chの音量はEffecter側のOutでコントロールで配分をコントロールっすかぁ。
    なるほどぉ。
    不便なようですが、余計な回路を通さないという意味では有効なのかもしれないですね。

    MLM使えそうでよかったですね!

  4. >主審さん、ども。
    いえいえ、まだまだ勉強不足なだけですよ。それに自分の耳はすでにLowインピ…High落ちしてます(笑)
    今回は極端に違いがございましたのでもしやとは思っておりました(^^;
    そそ、仕様が少し理解できましたので今後の参考にもなると思います。

    Volのみなんです。仰る通りEffect側での出力調整しかありません。
    MLMとX-Blender、もう少しテストしますよ。Mix具合もありますしね。まだ良く分かってませんが、原音をつぶさずキレイにミックスできるものがあれば良いなぁと思います。
    あっ、今回のシステムにはX-Blenderは搭載しません、てかスペースの関係で搭載出来ません。

  5. X-Blenderは搭載しない件
    はい。
    わかっております。(笑)

    MLM は寅システムの選択肢の一つとしてあるので、
    色々テストしていただいてすみません。(^^;;

    本当に助かります。

  6. >主審さん、あははそ〜っすよね(笑)
    寅さんの選択肢ですかぁ…旅してますね…この季節は九州は大分の湯布院あたりか。
    ミックスした時の暖かみとかクールさとか、エコープレックスみたいにこのディレイ通すとなんか違うなんて事ありますからね、その辺も追求出来たら面白いとは思いますがそんな事ばかりしてると練習出来なくなりますのでキレイに混ざった時点でヨシとしますよ(^^;

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