ケナコルトA

kenakorutoa病室に入るとパンクな老女医先生が「花粉の注射をして欲しいんだって」と声をかけてきた。続いて「で、副腎皮質系のステロイドのものだけど知ってる?」と。そんなの知ってる訳もないので副作用について訪ねてみると「健康だったら顔が少々腫れるくらい。それと薬が強いので注射した箇所がへこむ」と、「だからお尻に注射する人が多いです」なんて言っていた。「じゃあお尻に」って事になった。一応血圧を測り正常値を確認。ベッドに横たわる。看護婦風のおばちゃんが消毒液を塗り始める「先生ここでいいんでしたっけ?」「あれ持って来て」おばちゃんが注射液の説明書を持ってくる「あってるわ」….オイオイ待ってくれよ患者の前で取説読むなっつ~のブっ飛んでんじゃんこのバアさん。….尻を出してのうつ伏せ状態、これが本当の針のむしろってやつだ。「少し痛いので我慢して下さい」と言いながらお尻をつまむ。チクっとするものの全然痛くない。看護婦風のおばちゃんと「薬が入らない」「先生濃い薬だからじゃないですか?」などど会話をしながらうち終わった。不安で一杯だ。薬の箱を見てみると「ケナコルトA」と書いてあった。料金は初診料含み1130円やたらと安い….よけい不安だ。

自宅に戻り検索….何てこった!!!このステロイド、メーカーの自主回収品ではないか….んな事聞いてないぞ。しかも副作用の事がやたらと出ている。やばい薬をうってしまったかもしれない。大したインフォームド・コンセント無しにこんな治療していいのだろうか?