DPC-5 取説的覚書1

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DPC-5 Test-1の説明では後々理解し辛いので図解入りにて備忘録。

【背面】…Disaster Areaのサイトにあった写真

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理解しやすいように勝手にネーミング。各Loopを右からA・B・C・D・Eとした。

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[Preset Mode]
Mode/Editボタンを押す事によりMode LEDが赤・緑・青・白の順番で点灯する。このうち赤・緑・青が3つのBankとなる。(上記写真の場合は赤バンクとなる)白はMidi Mode。

Mode/Editボタンを押すと(下左)Mode LEDが赤から緑へとチェンジ(下右)。

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続いて青、そして白。もう一度押すと赤にもどる。

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このように赤・緑・青の3つのBankと白のMidi Modeを切り替える。

[Bypass]
上赤バンクの写真にはBypass LEDが青く光っているが、これはA・B・C・D・EがOFFの場合に点灯、背面InPutから入力された信号は直接OutPutから出力される。

[Mute]
写真にはないがBypass LEDの3つ左隣のMute LEDはA・B・C・D・Eのスイッチをどれかひとつ長押しすると緑色に点灯してOutPutへの信号をカット、無音状態となる…チューニングモードって事だ。背面チューナーアウトへは信号を出力する。復帰するにはA・B・C・D・Eのスイッチを短く押す。

[Bank]
赤・緑・青3つのBankだが、単純にA・B・C・D・Eの5Presetで15種類のPresetを保存する事ができるのだが、他にサブフォルダが用意されていて各Bankをさらに4つ[緑・黄・赤・青]に分ける事ができる。ここは実際にさわってみないと分かり辛いところなのだが、Muteの緑、隣が黄、その隣が赤、Bypassが青に割り振って視覚確認出来るようになっている。

赤・緑・青Bank はそれぞれ4つに分けられ[4Folder] 各 5Presetを記憶できるので20Preset×3=60Presetを保存する事が出来る。
注意:通常使用の場合は4Folderの色分けは見られない。Editする場合と4Folderを選択する場合のみ確認する事が出来る。なので実践向きではないかな?

[4Folder]
Foldeを選択する方法:Mode LEDが赤Bank・緑Bank・青Bankの時にAとBボタンを同時に長押しする。下写真では赤Bank時に同時押ししている。するとMode LEDが赤から水色へ変わりFolder階層へ入った事を確認出来る。下写真ではもともとBypass状態の青色が点灯していたため分かり辛いが実際はFolder階層のうちの青Folderへ入った事を示している。

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A・B・C・Dのボタンが各階層を選択するスイッチになっていて下左写真はBスイッチで赤Folderを、右はCスイッチで黄Folderを選択。

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続いてDスイッチで緑Folder、Aを押せば青Folder。

dpc-5_pmode_red-greendpc-5_pmode_red-blue

EスイッチはFolder 階層を抜け出すスイッチになっていて、上記操作で最後に選んだ色のFolderが記憶される。本体電源を入れ直してもこのFolderは記憶されている。

表面的には赤Bankであっても下位階層[4Folder]はどれが選ばれているかは上記操作をしないと視認出来ない。

ここで訂正!!

階層の概念が間違ってました。詳しくは

DPC-5 取説的覚書-ぷち訂正編-

で説明。

[Edit]
いよいよPreset作りである。
上記[4Folder]の章で最後に赤Bank-青Folderにセットしたので、その状態でPresetを作ってみる

Presetを作る場合はMode LEDが赤・緑・青Bankの時にMode/Editボタンを長押しする。するとMode LEDが黄色に点灯しEditに入る。下写真では赤Bankの時に長押しでエディットに入った。

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この黄色パイロットランプはダイレクトモードとなっていてAボタンが背面1番に繋がれたEffect Loop、Bが2番・・・・Eが5番のEffect Loopにリンクされていて各ボタンでLoopのON/OFFが出来るモードとなっている。

写真では1番にはOver Drive、4番にStrymon Mobiusが繋がっている。
早速Aを押すと1番Over DriveのLoopがONになるPrestを作ってみる。

Edit Mode(黄)でAスイッチ(Loop1)をONにする。するとAのパイロットランプが青く点灯。次にA・B・C・D・Eのどのスイッチでも良いので長押しをする。下写真ではBスイッチを押した。するとMode LEDが赤く点滅。

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次にAスイッチに書き込みたいのでAスイッチを長押しする。Aスイッチのパイロットランプが青く点滅した後にMode LEDが赤から黄色へ切り替わる。これでAスイッチには1番LoopのODのONが割り当てられた。

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続いてBスイッチに1番LoopのOD、4番LoopのMobius、2つのEffectをONにするPresetを作る。
先ほど同様AスイッチをONにしてパイロットランプを青く点灯、続いてEスイッチをON。

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先ほど同様にA・B・C・D・Eのどのスイッチでも良いので長押しをする。下写真ではCスイッチを押した。するとMode LEDが赤く点滅(写真無し)。続いてBスイッチに書き込みたいのでBスイッチを長押し。Bスイッチのパイロットランプが青く点滅後、Mode LEDが赤の点滅から黄色の点灯に変わる。

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Edit状態を抜け出すにはMode/Editボタンを長押しする。するとMode LEDが黄色から赤に変わり赤Bankが有効になる。

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これで赤Bank・青FolderのAスイッチでLoop1のON、BスイッチでLoop1とLoop4のONになるPresetが出来上がった。

4Folderを選らんだ後にEdit作業をすると選らんだFolderのA・B・C・D・EスイッチにPresetを作る事が出来るのである。

[Midi Mode]
Midi ModeにはSingle Midi ModeとDouble Midi Modeの2つがあるのだが、デフォルトではDouble Midi ModeになっていたのでSingleの方はまた別のTestで解説予定。

Midi Modeに入るにはMode/Editボタンを押して白色を点灯させる(赤→緑→青→白)。白のモードはStrymon TimeLineのLooperを直接ABCDEの各ボタンでレコード・再生・リバースなどアサインできるモードとなっている。

その状態でMode/Editボタンを長押し。するとMode LEDが白から紫に変わる。これでデフォルトのDouble Midi Modeに入った。

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Double Midi Modeと言うだけあって、Midi Channel-2に設定したStrymon TimeLineとMici Channel-3に設定したMobiusのPresetを遠隔操作出来るようになっている。
Eスイッチ:Time LineのPreset Down、Dスイッチ:Time Line Preset UP

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Cスイッチ:MobiusのPreset Down、Bスイッチ:MobiusのPreset UP

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Aスイッチ:軽く押してTimeLineとMobiusのPreset をBank-oo-Aにする。
Aスイッチ:長押しでMaping Edit

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[Midi Mapping]
[Edit]の項目で作ったPresetのうち赤Bank-青FolderのBスイッチを押すとODとMobiusのLoopがONになるPresetで、MobiusをBank02-AのPhaserにセット出来るようにしてみる。

まずはBとCスイッチを使ってMobiusを目的のPresetに遠隔操作する。Aスイッチを押してBank-00にしてからでも良い。今回はMode突入時にBank-00だったのでBスイッチを4回で目的のBank02-AのPhaserにセット出来た。
続いて下右写真、Aスイッチの長押しでPresetのEditとなる。

make_preset_midimap_9make_preset_midimap_10

Aスイッチを長押しするとMode LEDが紫から赤の点滅に変わる。この時Mode/Editボタンを押すたびに赤の点滅→緑の点滅→青の点滅→白の点滅とBankとModeが切り替わり、希望のBankを選択する事が出来る。

今回は赤Bankなのでそのまま。分かり辛いが下左のMode LEDは赤く点滅している。

続いてBankのどのスイッチに記憶させるかであるが、今回はBスイッチですでにMobiusがONになるようにしてあるので、スイッチが押された時にPhaserになるようBスイッチする。

Bスイッチを長押しである。するとBスイッチのパイロットランプが青く点滅し、その後Mode LEDが赤の点滅から紫の点灯に変わった。

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これでEdit終了である。Edit Modeから抜け出すにはMode/Editボタンを長押しである。

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長押し後はMode LEDが白に点灯するので、あとはMode/Editボタンを押して赤Bankを表示させれば、一連のエディットで下記の様になっている。[Midiを併用する場合はLoopのルートとMidiのEditを別々にする事になる。]

A:OD
B:OD+Mobius(Bank02-A Phaser)

他にもまだ機能があるのでそれについてはおいおい記していくことにする。

ブログが長すぎて各Loopの動作チェックが出来なかった…疲れた(^^;

DPC-5 取説的覚書1」への4件のフィードバック

  1. お疲れ様です。

    やおおあ代理店だぁ。(笑)
    詳細な操作説明資料作成お疲れ様でした。

    4Folderのあたりはちょっとイメージが湧きませんでした。なんか難しそうですね。

    MIDIのMappingなんですが、Defaultのまま
    A-Ch1
    B-Ch2
    C-Ch3
    ・・・
    みたいにパッチチェンジしません?

    自分は管理が難しくなるので、MIDI系はいつもスイッチャー側は特に触らず、操作される側(エフェクター本体)の方でMappingして(だいたいはユーザーエリアを指定)呼ばれたChにパッチをコピーしてEditしてスイッチャー側の送信Chに合わせちゃいます。

    で、Mod Proはユーザーエリア形式が取れず、Mod Pro側で呼ばれるプログラムを1つ1つ指定しています。
    まあ、使う回数はそんなに多くないので我慢してます。(笑)

    でも、非常に高機能で小型ですよね。
    良い製品だと思います。
    サウンドの方はいかがでしたか?

  2. >主審さん、ども。
    ちかれました^^;
    少し勘違いしてる箇所…4Folderのとこ^^;…怪しいので再度テストの予定です。階層の一番上が4Folderかもしれません^^;
    …寝る間際布団の中でふと勘違いなもって^^;
    あっ、プログラムするの決して難しくないですよ。

    デフォでは仰る通り順番でa1,a2,b1,b2みたいになってたと音います。確かにエフェクト側で書き換えればスイッチャーでMapすることはないですね。
    こやつは簡単にMapping出来ますので…といっても決まったエフェクターだけかもしれませんけど。

    次はEffect GismoとかMini Amp GismoあたりをプラスしてMidi動作の確認をしようかなって思ってます。

    どちらにしてももう少しお勉強が必要です。

    音質はまだこれからです。多少音出ししましたが問題はなさそうです。

  3. スイッチャー側でマッピングすると、

    機器ごとにMIDI CH分けたりすると、
    CHごとにMappingを管理する必要が出ちゃうかもですよ?

    それ結構大変そうなので、
    自分はいつも全部1chでDefaultで送っちゃってます。
    というかそもそも、高機能なスイッチャーではないので、
    一種類しか送れなかったりで、
    分ける事とかできなかたりしますので・・(^^;;

  4. >主審さん、おはです。
    なんだかDPC-5のデフォルトではMobiusをCHデフォにしておくと反応しなかったんですよ。
    で、取説見ましたらTimeLineが2、Mobiusが3となってましたのでその通りに設定しました。

    確かに個々のプリセットが多い場合はどのバンクのどのプリセットだったかをメモる必要がありますね。絶対忘れそうです。
    Rolandのスイッチャー使った時はそうした記憶もございます。

    早速訂正が入ったりで、お勉強は当分続きます(^^;

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