BOOST機能

g_system_boost

G-SystemにはBoost機能がついている。
マックスで10dbまでアップさせられるものだ。(TCの説明にあるようにブースと値がMax状態だと内部飽和して宜しくない結果になってしまう。せいぜい6db、理想は3~4dbだと言う。←これは聞いた話。)良くできた機能だと思う。ただブースと言ってもブースとではないのだ。何故ブースとでないかと言うと、設定したブースト値がアンプ直にギターをさして出した音と同レベルになるからなのだ。つまりブーストボタンを押してない状態は逆に音量を絞った出力カット状態となっているのだ。
何だか数字のマジックだな。よって普段ブースターを設置して音量ないしゲインをブーストしていた感じにはならない。普段使いにしたい場合はループへ自前のブースターを設置する事になるが、この場合アンプのゲインチャンネルに対してはアンプのセンドリターンを使用したセッティングをしない限り音量アップのブーストは不可能になる。また、このBoost機能のセッティングだが、グローバルと各プリセットの2種類がある。グローバルではMaxレベル設定とロック機能。プリセットの方はグローバルで決めたMax数値内での数値設定。例えばグローバルでMax6dbとすると、プリセットの方ではその数値に対して0~6dbの間で設定するようになっている。この辺が煩わしいところでもあるし親切なところでもある。たんにプリセットだけでいいんじゃないとも思うけど、グローバルでロック機能を使う事により自前のブーストペダルのオンオフの用に使えるからだ。ただしこの時グローバルの設定で6dbに設定しロックをオンにすると、各プリセットで先程のようにその設定値内で、例えば4dbとか2dbとかに設定しても全て6dbのブーストとなる。各プリセットでブースト量をコントロールしたい場合はグローバルの数値だけを設定し、ロックはオフにしておくのだ。

さて最後に2つ。
理想は3~4dbは何故って事なのだが、お分かりの通りこのブースターは音量カットしたものを元にもどすブースターなので、Maxの10dbなんて設定にするとオフった時の音が線の細い音になってしまうからなのだ。結局ブーストは無い方がって事になるがその辺は使い方、ブースト無しでもよし、理想の3~4dbでほんのりソロを引立ててもよしってとこでしょうな。
後1つG-SystemについているVolプラグ….これに接続したVolペダルでめ~いっぱい踏み込んだ時よりきっちりと3~4dbオフる事が出来たとしよう。で、その音は上記の用にブースト設定で3~4db設定をしブーストオフの音と同じなのか?って疑問だ。これはビンゴ!!!同じ音の様だ。ただしペダルの設置位置までの話….ペダルを最終段に持っていった時と空間エフェクトの前段に持っていった時ではニュアンスが違うらしい。(現在G-Systemはループ後と空間系エフェクト後の2ヶ所にVolペダルの位置をプラグラム出来る。)どちらにしても、G-System内の音量の増減になるので殆ど一緒と考えていいと思われる。