ソウルフード2

中村屋の天丼に続くソウルフード第二弾…かな。今回は現在1枚50円のせんべいである。家から50メートルと離れていない場所にあった親友のせんべい屋の逸品。彼とは小学校1年からの6年間毎日のように遊んでいた。なのでおやつと言えばこのせんべいであった。私の身体の一部形作ったといっても過言ではないくらい毎日食べていた。ビール瓶やジュースの瓶を集め酒屋でお金に換えて

映画代の一部を作り、袋いっぱいにせんべいを詰めて東映や大映のマンガ祭りを朝から晩まで見たもんだ。朝登校する前は作業場でせんべい作りをよく見てたな。

小学校を卒業する時に私が引っ越し、彼も引っ越ししていてお互い会うこともせんべいを食する事もなかった。

本日たまたま通りかかった道沿いに懐かしい屋号のせんべい屋を見つけ足を止めた。引っ越し先の町は風の便りに聞いてはいたがなにせ40年近く前の話。確証がなかったのでまずは外から様子見。店内には見覚えのあるショーケース、丸ガラスの入れ物にアルミの蓋、間違いなさそう。思い切って尋ねてみたら正解だった。

店番をしていたのは彼のお兄さんだった。思わずなつかし話。饒舌になっちまうよね。好物だったえびせんべいとのりせんべいをつめてもらった。(写真のせんべいがそれ。)

残念だったのはオバサンもそして本人も亡くなっていたこと。彼は交通事故で、しかもまだ20代で。黒縁のメガネにGジャンが彼のスタイル…オヤジになった彼と会いたかった…合掌。

今食べるととても素朴な昔せんべいだけど、うめぇんだよこのせんべいが!! よっちん、うめーぞ!!

ソウルフード2」への2件のフィードバック

  1. おおお・・
    なんだか泣けるいい話っす。
    せんべいの味が妙にしょっぱいだろうぜい!

  2. >主審さん、ども。
    そうなんすよ。
    住所も変わり、中学で皆と違う学区へ行ってしまって音信不通だったので連絡が来なかったんでしょうね。何か寂しいです。
    せんべいの味は昔のまま。懐かしい味にヤツの顔が浮かんで来ます。

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